大阪府堺市堺区にある大浜公園で毎年夏に開催され、鎌倉時代から700年以上続くと言う夏の風物詩。魚のセリなどが行われ格安で海の幸が買えるのも特徴です。
堺大魚夜市は大量祈願のお祭り
大阪のちょっと南、堺市の中心地堺区にある大浜公園で毎年行われるのは、堺大魚夜市(さかいおおうよよいち)とよばれるお祭りです。特急や急行が止まる南海本線の堺駅徒歩約10分というアクセスしやすい場所にあります。
大阪の中心地なんばからも急行で10分くらいで行けます。大浜公園のすぐ近くには港があり、大漁を祈願して行われるお祭りだそうです。屋台は地元の一般の方からプロの方までさまざまなバリエーションが100以上出ていて、結構な規模です。
堺大魚夜市は名物は「せり」
私の知り合いでも、この大魚夜市で出店を出したことがある、という人が結構多くて、まさに地域に愛されているお祭りなのだなあと実感しました。
この地域は実はタオルの生産がさかんで、バスタオルやハンドタオルを格安で大漁に販売する出店もあり、私はある有名なゲームのキャラのバスタオルとハンドタオルをセットで300円で購入することができました。かなりお得に購入できました。
この大魚夜市の一番の名物は、魚のセリ。会場の一番奥の広場にさまざまな魚が並んでいて、その場で買うことができます。10くらいの団体がセリを開催していました。
タコやエビ、カニまであってそのバリエーションの多さにびっくりしました。セリに参加するにはスピーディに行動しなければならなかったようで、慣れていなかった私が向かったときにはもうほとんど何も残っていませんでした。確か、開始とアナウンスされていた時間から15分も経っていなかったはず。
結局、残っていたイカを1パイだけ200円で買いましたが、それもスーパーで同じような大きさを買うのに比べて半額くらいだったし、新鮮でお刺身にして食べたらプリプリしていてとてもおいしかったです。
そのほか、その場で食べることができる小魚の天ぷらなども揚げたてで食べることなどができるので、セリ自体に参加できなくても、十分に楽しむことができます。
堺大魚夜市の花火は何時?見どころは?
このセリが行われる会場に、この大魚夜市のメインステージがあります。市長のあいさつが行われるなど、進行が淡々と進む時間が主ですが、関西では結構有名な方がゲストとして来られたり、まだそれほどメジャーじゃないけれど、いい歌を歌ったりするアーティストの方が壇上でステージを行ったりするので、それだけでも十分に楽しめます。
夜19時ころからは花火が打ち上げられます。セリが行われる会場が大きな原っぱの広場になっているので、そこにレジャーシートを敷いて座りながら見ると綺麗に見えます。
だいたい15分くらい打ちあがります。
花火が終わるとみんな一斉に駅に向かって帰り始めますが、実はこの時間になると、出店の余った食べ物がタイムセールで通常の半額やそれ以下で販売されるのです。
特に大阪人はそういうものに敏感なので、メインの花火が終わってもまだまだ祭りは終わらない、というかまるでこれからが本番か?というくらい各出店に行列ができます。
私は、自分が焼きそば、通常は300円のものが100円になっていたりして、速攻その列に並び、彼女がたませんのレスに並びました。たませんは「たまごせんべい」の略。えびせんに半熟卵とあげだまがトッピングされたもので美味しく、これは、150円のものが100円になっていたのです。
購入後公園の外れで合流して、焼きそばとたませんを分け合って食べる、ひたすら美味しいものを手軽に、楽しめる祭りです。最後の最後まで楽しめるお祭りなのです。
このお祭りは、毎年7月31日に行われます。土日のいずれか、というスケジュールではありません。日にちが決まっているので、年によって開催される曜日が異なりますので、平日に開催されることのほうが多いです。
午後1時から、夜9時半まで開催されているので平日休みの方や、夏休みの学生さんなら、昼間から夕方の間に人気の屋台をひととおり回っておいて制覇するのも楽しいですよ。
堺大魚夜市へ駐車場は?駐車場は?交通手段は?
南海本線堺駅より徒歩10分程度。例えば、大阪駅から新今宮駅まで約17分、新今宮駅から南海本線に乗り換え、堺駅まで急行で約8分です。そこから、歩いて10分ほどで大浜公園に到着します。
土地柄、車で行きたい!と思われる方も多いと思いますが、祭り当日、交通規制や混雑することは必須ですので、一駅先の駐車場をご利用になります。
会場には駐車場、ならびに駐輪場の設置の予定もないので、お気を付けください。
堺大魚夜市
会場:大阪府堺市堺区大浜公園
電話:072ー227ー8841