2016年の10月末、紅葉シーズンに合わせて、人生で一度も行ったことのなかった愛媛県へ行きました。旅の目的は道後温泉。加え、「愛媛にいくなら必ず行った方が良い!」と友人に教えてもらった四国カルストへも車を走らせてきました。
四国カルストの温泉は自然の宝庫
愛媛の松山空港に到着後、レンタカーを借りてそのまま四国カルストへ。ちょうど愛媛県と高知県の県境に当たる場所に位置する四国カルストは、とにかく自然豊かな石灰岩と緑であふれた風景。逆にいえば自然以外何もないような場所だったのですが、そのお陰で日頃の喧騒や気忙しさを完全に忘れられるような空間です。
山道を登りきると少し開けたスポットがあるのですが、そこには平日にも案外お客様が多く、「ペンションもみの木」で食べたチーズケーキが本当に美味しかったです。松山空港から四国カルストへは約3時間。山道を登っていくため、窓からは360度の紅葉を楽しめる素晴らしいドライブとなりました。
その後、旅の目的であった道後温泉へ。温泉街で最も口コミの良かった「大和屋」という旅館を利用しました。一人当たり26.000円ほどの宿泊代。私達としては奮発した宿泊費でしたが、お食事や仲居さんの所作など、どれをとっても口コミ通り素晴らしく格の高い旅館で、お値段以上の価値があったと思います。
ちなみに大和屋から道後温泉本館までは、歩いて1分ほど。温泉街の中心地に位置しているため、浮かれた観光客で賑わう雰囲気が更に気分を高揚させ、なんだか非常に楽しかった思い出があります。
四国カルストは千と千尋の神隠しのモデル
日本最古の温泉とも噂される道後温泉ですが、外観はきれいに整備されているのか、古さや汚さは感じません。千と千尋の神隠しとモデルになったというだけあって、温泉街一体が非現実的な雰囲気。旅行好きなため、これまでにたくさんの温泉地を訪れましたが、こじんまりとした中にもトータルプロデュースされた日現実感があって、非常に興味深かったです。
しかし驚いたのは、お湯の熱さ!温泉の温度はかなり高めで、体感的には45度以上あったように思います。せっかく来たからと思いのんびり浸かろうと思いましたが、熱すぎて長湯はできませんでした。地元の方は慣れているのでしょう。祖母くらいの年齢の方が首まで浸かっている様子を見て、「ユバーバがいる」と友人と笑い合ったことを覚えています。
愛媛のひめきゅんフルーツ缶って?チーズケーキ?
愛媛県に「ひめきゅんフルーツ缶」というご当地アイドルがいることをご存知な方も多いと思います。ご当地アイドルながら、今や全国区なようで、温泉地で利用した人力車の方に教えてもらって、サロンキティというライブハウスに行きました。
アイドルには興味があるというよりは、その街に根付く文化に触れる目的。空き時間もあるし、ということて遊び半分で訪れたライブハウスでしたが、ライブは思ったより熱気に溢れ、取り残された感を感じつつも面白い体験となりました。
他にも、教えていただいて「もみの木」っていうカフェなんですが、そこのチーズケーキが有名らしいです。トロットロのチーズケーキだそうで、私は食べることができなかったのですが、10時にやきあがるんですって。今度はぜひトライしたいです。
四国カルストへアクセスは?
愛媛県松山市はとても小さな町。旅行客にとって、それはかなりのメリットでした。どこにいくにも簡単で、市内電車のみならずタクシーを使っても結構安上がりです。空港から温泉地までは3000円程度。
また、温泉地から街の繁華街までもワンメーターでいける距離なので、何をするにも困らない便利さがありました。ちなみに松山には、今では珍しい路面電車が走っていました。目的地までの距離に限らず160円で乗れる路面電車は重宝します。街中を網羅しているため、タクシーより路面電車を使う方が楽しかったです。