2018年10月上旬に、滋賀県東近江市にある「永源寺温泉八風の湯」に行きました。以前ドライブ中に見かけたことがあり、行ってみたいねと家族で話していたのです。和の風情がある綺麗な施設で、昼食後すぐの時間帯にも関わらず利用客がチラホラ見えました。
日帰りはお得?八風の日ってご存知ですか?
土日祝の入館料は、幼児200円・小学生以下800円・中学生以上の大1,500円ですが、その日はちょうど毎月8日に設定されている「八風の日」というサービスデーだったため、思いがけずお得に利用することができました。
小学生以下は無料、大人は税込1,000円の入館料だけでタオルや浴衣代わりの作務衣を借りて温泉を利用できるのです。作務衣やタオルは大人限定のため、小学生の娘が借りられず残念そうでしたが、迷路のような廊下を進むうち和風旅館の雰囲気にワクワクしてきたようでした。
その日の温泉は、男性用に紅葉の湯、女性用に瑞石の湯が用意されていました。露天風呂があり、その小窓から石に囲まれて流れる愛知川が見えました。背後には緑豊かな山があり、秋深くなる時期や雪化粧の時期に来ても、眺めに癒されそうです。
泉質は弱アルカリ性で“美肌の湯”とありました。娘が温泉から出るなり「ツルツルになった!」と言ったのには、思わず笑ってしまいました。晴天に恵まれて内湯から見える風景も良し、生薬入りのぬるめの湯に年配の方々がのんびり入っているのも良し、解放感があふれていました。
今回は瑞石の湯に入りましたが、奥に塩サウナの塩窯があったのに気が付かず過ごしてしまいました。紅葉の湯を隅々まで満喫した夫から、2階にも休憩室があったと聞き、自分も探索したくなりました。
永源寺温泉とは温泉街ではなく、八風の湯の天然温泉のことだと後から知りましたが、東近江市の観光協会や滋賀・びわ湖観光情報、民間の観光情報サイトなどで広く紹介されています。
永源寺温泉八風の湯には、岩盤浴・もみほぐし・韓国式あかすりや食事・宿泊施設もあり、温泉以外にも利用したくなりました。温泉を満喫した後は、館内の健康茶屋のベンチに座って水分補給がしたくなります。
日帰り貸し切りプランは露天風呂付客室を独占できて、竹籠山水和膳も楽しめるんです。人数によってお値段も変わりますが、お得です!貸し切りプランは11:00から14:00までのなんですけど、14時以降は日帰り施設を無料で利用できるそうです。
他にも、平日の夜がお得で、食事付きのお得なお値段。いいなー、と思いました。そのほかに画像はイメージです。
美味しいのは?
紙パックのジュースなどが数種類売られており、豆乳1パックをすぐに飲み干してしまいました。館内のお土産屋さんは、特産物を買うのに便利そうです。八風の湯から八風街道を西に進むと、東近江市や近江八幡市の市街地へ出ます。
道沿いに様々な飲食店があるため迷ってしまいそうです。逆に八風街道を東に進むと、道の駅「奥永源寺渓流の里」があります。閉校した中学校を改装して作られたそうですが、地元野菜や美味しいパン、お土産品が数多く置いてあり、永源寺ダムカレーやイワナの塩焼きを味わうことができます。
何気なく「滋賀ふわっふわっびわ湖メロン」を買いましたが、カステラが柔らかくメロン味のカスタードクリームが濃厚で美味しかったです。校舎の一角には愛知川や琵琶湖に住む魚が展示された小さな水族館のような教室があり、ベンチに座って魚を眺めていたくなります。
トイレを探して教室から廊下へ出ると子供の頃を思い出す、素敵な所でした。八風の湯から道の駅の間には、紅葉の名所として知られる永源寺があります。この一帯は車を走らせると、他にも紅葉の名所である百済寺など数々のお寺があるそうです。永源寺ダム周辺や国道沿いにも紅葉が多いので、秋の景色を広く楽しめそうです。
アクセスは?
車を使わずに近江八幡方面から永源寺温泉八風の湯へ向かうには、2つの方法があります。1つ目は、JR近江八幡駅を出発して約45分で到着する無料シャトルバスを利用する方法です。2つ目は、近江鉄道八日市駅から永源寺方面へ行く近江鉄道バスに乗り、約27分の距離にある高野バス停で降りて6分程歩く方法です。
近江鉄道バスは6~19時台の間で概ね1時間に1本、時間帯によっては1時間に2本運行しており、八風の湯からバス停1つ先の永源寺まで散策したい方には、唯一の公共交通手段になります。それ以外の方面からのアクセスについては、車やオートバイでの移動になります。
八風街道沿いに進み、近くなると看板が出てきます。八風の湯は街道から愛知川を挟んだ場所にあるため、2ヶ所ある橋を見過ごさないよう渡って行きます。月に1度の八風の日の駐車場は午後一番の時点で満車近い状態でしたが、警備員さんの誘導でスムーズに車を停めることができました。
所在地: 〒527-0212 滋賀県東近江市永源寺高野町352
電話: 0748-27-1126
まとめ
永源寺温泉八風の湯はメジャーな温泉街の施設ではありませんが、時間が許す限り過ごしていたいと思う所でした。リピーターらしき方が多かったのも頷けます。温泉に入って景色を眺めるシンプルなことに至福を感じます。