九州の玄関口である福岡県北九州市に21世紀に入って出来た、比較的新しいイベントです。北九州市の中心地でもある小倉駅周辺は、毎年11月に入るとキレイなイルミネーションで彩られます。
小倉イルミネーション
このイベントが開催されるようになった経緯として、2000年の末に小倉駅前にあった商業施設「小倉そごう」が閉店し、駅前エリアが淋しくなったことにあります。「小倉の街を何とか元気に」という有志の想いが集まり、翌年2001年11月に「小倉そごう跡地(現・コレット/I’m)玄関口」「井筒屋クロスロード」「紫川の鷗外橋」に、イタリアの「ルーチフェスタ」を設置し「フ
ァンタスティックイルミネーションin小倉」というイベントとして開催されたのが始まりです。その後新たに小倉駅周辺に開業した複数の商業施設(コレット/I’m・チャチャタウン・リバーウォークなど)も加わり様々なイルミネーションを楽しむことができます。
開催は、
2018年11月2日~2019年1月14日(点灯時間:17時~22時)
大きく分けて「小倉駅周辺エリア」と「紫川エリア」の2つのエリアがあります。
<小倉駅周辺エリア>
小倉駅新幹線口&小倉城口・アミュプラザ小倉(駅ビル)・チャチャタウン・魚町銀天街・堺町公園など。
特に魚町銀天街が「ウオマチヒカリテラス」として銀天街の中の店舗がクリスマスカラーとゴールドで彩られ、とても見ごたえがあります。また、チャチャタウンの屋上には観覧車があるため、そこから見下ろす小倉のイルミネーションは本当にため息が出るほど本当にキレイです。
<紫川エリア>
紫川河川敷・鴎外橋・リバーウォーク・小倉城・小倉井筒屋・ホテルクラウンパレス小倉など。
なんといっても北九州のシンボル的存在ともいえる紫川周辺が圧巻!です。川にかかる3つの橋がライトアップされ、特に鴎外橋はゴールドに輝き、井筒屋川から鴎外橋越しに見える小倉城は「北九州自慢の景色」とも言えます。また、川沿いにあるリバーウォーク内では吹き抜け部分に高さ15mのツリーが設置されており、人気の撮影スポットになっています。
見どころは?
このイベントで一番の見どころといえば、イルミネーショントレインの「きらぽっぽ」ではないでしょうか。リバーウォーク前の広場に設置された乗り場から、小倉城周辺を周回している、昔でいうところの「花電車」のような、3両連結された機関車型のイルミネーション自動車で、12月8日~1月14日までの毎週土日祝にのみ運行されています。やはり家族連れ、特に小
さいお子さんなどにとても人気の乗り物ですが、特に子供連れではなくても、きらぽっぽを見かけると思わず写真を撮らずにはいられません。
アクセスは?車?電車?
エリアが大きく2つに分かれているため、それぞれ最寄り駅は異なります。福岡県北九州市小倉北区(小倉駅周辺・紫川周辺)となりますね。お問い合わせ先電話番号は、実行委員会事務局【北九州まちづくり応援団(株)内】093-541-0191
・小倉駅周辺エリア:JR小倉駅
JR線以外に西鉄バス(小倉駅バスセンター)・北九州市営バス(小倉駅新幹線口バス停)・北九州モノレール(小倉駅)など
・紫川エリア:JR西小倉駅
JR線以外に西鉄バス(室町リバーウォーク)・北九州市営バス(北九州市役所前)など
ただ、2つのエリアは徒歩でも10分程度しか離れていないため、一番アクセスのしやすい小倉駅からスタートして各エリアを楽しみながら移動するのがいちばんの楽しみ方だと思います。期間中の交通規制は特にありませんが、小倉駅周辺にはコインパーキングが沢山あるとはいえ特に土日は安いパーキングから満車になる可能性が高いため、電車やバス、モノレール等の公共交通機関を利用されることが絶対いい!と地元民は言い切ります。
まとめ
地域の中では比較的新しいイベントではありますが、年々イルミネーションも「アップデート」されており、現在はほとんどのイルミネーションがLEDによって構成されています。「環境未来都市」である北九州市にふさわしい、地球と人にエコなイベントとして親しまれています。