祭りと言えば夏が圧倒的に多い中、この祭りは寒い冬。しかしながら高槻市民に愛されており、毎年多くの来場者を誇っています。このお祭りの由来となっている「天神」とは大阪府高槻市の上宮天満宮のことです。正式名称は上宮天満宮ですが、高槻市民に日頃「天神さん」の愛称で親しまれています。ですから「上宮天満宮」と言っても多くの高槻市民は「なんのこと
毎年恒例、日程も同じく
だろう?」と首をかしげるかもしれません。それくらい「天神さん」の愛称で親しまれているのです。高槻市民の多くは、この天神さんでお宮参り、七五三、初詣、厄除け節目のイベントに訪れる人が多く、市民に馴染みの深い場所です。そんな天神さんでのお祭りというだけあって、例年大賑わいです。上宮天満宮には学問の神様として有名なかの菅原道真(すがわらのみち
ざね)を祀っています。大宰府に次いで2番目につくられた由緒ある神社なのです。ですから受験シーズンに訪れる人も多くいます。高槻天神祭は、毎年2月25,26日に開催されます。この天神祭、なぜこんな時期にわざわざ開催しているのか?というとちゃんと意味があるんです。2月25日は菅原道真の命日なので、命日と翌日に毎年開催されています。冬の寒い時期に開催され
ているのはこういう理由があるためです。上宮天満宮からJR高槻駅まで露店が一斉に続きます。毎年2月の寒い時期にも関わらず高槻市民の多くが一斉に集まります。
露店は?
露店は上宮天満宮にももちろんあります。上宮天満宮は訪れた人はわかるかと思いますが、山にあるため険しい階段を登る必要があります。寒いなか夜階段を登るのはなかなか大変ですが、本殿でお参りをすると神聖な気持ちになるのでおすすめですよ。また比較的こじんまりとした祭りなので、小さなお子様連れも多いのが特徴です。お祭りというと混雑するだろうとい
うことで、小さなお子様がいる過程は躊躇しがちですからこれは嬉しいですね。また小学生の子供達がお父さんお母さんにお小遣いをもらって、友達と露店を回る姿も多く見受けられます。これもまた小規模なお祭りだからこそ見られる光景ではないでしょうか。天神祭はこれと言って何があると言うわけではありませんが、高槻駅から天神さんまで続く露店を散策する人
が一番多いようです。また高槻駅前のロータリーでは例年バンドの生演奏などの出し物が開催されています。露店で買った食べ物を頬張りながら出し物を楽しむ人も多いようです。それから一見地味ではありますが、西武百貨店の前には植木市も同時に開催されています。歩道に植木が一斉に陳列されている様は圧巻ですよ。ここで地元ならではのとっておき情報をご紹介し
ます。高槻駅ロータリー付近の露店は天神地区の自治体が出店しているので、他のお店よりもリーズナブルな食べ物のお店が多いんですよ。高槻のソウルフード「うどんぎょうざ」を出店していた年もあるので要注目です。
アクセスは?
高槻天神祭は、大阪府高槻市上宮天満宮で行われます。お問い合わせ先は、上宮天満宮072-682-0025です。JR高槻駅付近で開催されています。高槻駅から天神さんまで南北に走る道路は露店になるため、道路を封鎖しています。そのため交通規制も入ります。駅付近には駐輪場がありますが、当日は封鎖の影響で自転車を停める場所もあまりないので、駅から歩いて散策することをおすすめします。高槻市民の多くも徒歩で訪れているんですよ。
まとめ
高槻市民に愛されている「天神祭」についてご紹介しました。寒い冬。ついつい出不精になってしまいがちですが、そんな時は冬の祭り天神祭に行ってみることをおすすめします。リーズナブルな値段で楽しめるお祭りですよ。ご紹介したように開催時期が2月なので、厚着で暖かくして来場するようにしてくださいね。