このお祭りは、毎年よさこい踊りの演舞があり、当時よさこい連に所属していたので、秋の彼岸市を含めて、2回ほど演舞で参加するようになりました。春の彼岸市は初春の大田市を代表するお祭りで、その由来は寛永年間にさかのぼり、非常に歴史のあるものとなっています。昔は鍬
由縁は?何が楽しい?
市、竹市とも呼ばれていて、春の彼岸市の時には、他のまちから農機具を売りに来ることがあり、また、大田からは竹の日用品や竹馬などを出荷していたという由縁があります。そののちに今のような彼岸市の形式になったのは明治時代の町制が始まってからとされています。春のお彼
岸の時期に開催されるとあって、大田のまちにとっては「石見路の春は大田の彼岸市で始まる」といわれるようなお祭りです。また、この市は「高市」と呼ばれ、この地区を中心に商売を行う露天商の方にとって、書入れ時のイベントとなっています。なお、大田の彼岸市は秋にも行わ
れており、いずれのお祭りも盛大に開催されています。花火の打ち上げはありません。春の大田市を代表するお祭りということもあって、2日間共に盛大な雰囲気でお祭りが開催されてて、例年3万人程度の人出があります。町全体がどこかレトロな雰囲気があり、着物などの和装で参加す
るのも趣があっていいと思います。露店については、旧ファミリーデパートパル周辺や商店街の街道沿いに様々なお店が並び、特に
・たこ焼き
・フルーツドリンク
・フランクフルト
といった昔ながらの露店の商品が多かったです。地元の商店の方が出店されるようなことは少なかったように感じました。
イベント内容としては
・旧ファミリーデパートパル周辺
ふるさと市や、ダンスチームのパフォーマンス、よさこいの演舞、地元新聞社の移動車の展示イベント
・グッディー駐車場
よさこい演舞や、お子さん向けのふわふわドームの設置
・大田市民会館 植木市
といったものが主に行われています。2回ほど演者としてお祭りに参加したのですが、小さな町の恒例イベントで、非常ににぎわっていて、商店街も人でごった返すような雰囲気です。彼岸市内の一番の見どころといえば、やはりよさこい演舞です。島根県から、有力な踊り連が一堂に会
し、演舞するシーンは圧巻で、踊り子さんたちにとっても、「春がやってきた!」と実感するイベントになっています。また、「噴水ジュース自販機」というレトロで非常に珍しい自販機があり、彼岸市の期間限定で稼働してます。ウォーターサーバーのようなものにオレンジジュース
が入っていて、コップを置き、お金を入れるとジュースが注がれる仕組みで、お年を召された方にとっては懐かしく、また、初めて見る人にとっては、非常にレトロで珍しいものがあると非常に人気です。喉も潤せますし、この自動販売機、一見の価値があります!2019年は3月21日、
22日に開催されました。毎年春分の日とその次の日に開催されます。画像はイメージです。
アクセスは?
会場は、下記の4箇所です。
大田駅前通り、本通り、中央商店街
(島根県大田市)
大田市民会館
(島根県大田市大田町大田イ128)
旧ファミリーデパートパル周辺
(島根県大田市大田町大田イ411)
グッディー駐車場
(島根県大田市大田町大田ロ930-2)
お問い合わせは、大田商工会議所 0854-82-0765
島根県大田市大田町大田イ309番地2
彼岸市開催中は、大田駅前から商店街まで1.2キロほど交通規制がかかり、歩行者天国になります。駅前の商店街がメイン会場になるので、列車で行く事をお勧めします。
・出雲市方面からは、出雲市駅より快速列車で約30分
・浜田市方面からは、浜田駅より快速列車で約1時間
となっています。
自動車の場合は、大田商工会議所などに臨時駐車場が開設されるので、そちらに駐車するようになります。例年、係員の誘導があるので、駐車するのに分かりやすいです。
まとめ
世界遺産である「石見銀山」そのふもとで行われる春の恒例イベント!石見銀山散策の旅行の思い出づくりにいかがでしょうか?レトロな街並みに、懐かしさを感じること間違いなしです。