由来は、室町時代の応永年間以前から行われた祭りで、天文3年以前は、葛懸神社(かつらがけじんじゃ)の前の大池でみそぎ祭りが行われていましたが、それ以降は長良川で行われています。
岐阜市池ノ上(いけのうえ)のみそぎ祭りは無病息災
葛懸神社は水の神を祀る神社とされています。 毎年12開催される神事で、厄男を中心に裸の男性達が越中ふんどしを付け鉢巻をして長良川に入り身を清め、無病息災を願う祭りです。
男性のみですが、 当日の一般参加も認められています! 先着100名程ですが、ふんどしと鉢巻が無料で提供されるのです。私が子供の頃から、冬にあるお祭りとして、記憶に残っています。 全国的に、有名な花火大会や長良川の鵜飼いなどは、ご存じの方も多いと思います。
みそぎ祭り、私が子供の頃は、細い公道の両脇に所狭しと夜店が一杯出るという、イメージしかありませんでした。 けれど、男性にとっては厄払いや無病息災といった重要な意味があったのだと、自分の父親が厄男の時にふんどしと鉢巻をして参加したのを覚えています。
岐阜市池ノ上のみそぎ祭りは見どころは?
長良川の冷たい水に身体を清める前に、葛懸神社の前で水をかぶり、ふんどし姿の男性達がゾロゾロと身を震わせながら、長良川まで歩いて行き、長良川に次々と入って行きます。 12月の寒い季節に、裸で水の中に入る行為は、結構、過酷な神事だと思いました。
でも、私の楽しみは、何と言ってもやっぱり夜店です。 チョコバナナやりんご飴、たこ焼きに焼そば、わた飴、スーパーボールすくいに金魚すくい等々です。いつもは薄暗い公道が、この日ばかりは、昼間の様に明るく、人の波も凄くなります。 私は、お小遣いを持って友達と夜店を見て歩いていました。
殆どが、地元の人の集まりになってしまうので、行く所、行く所に顔見知りのおばさんやおじさんが居たり、同級生にバッタリ会うのも当たり前でした。お祭りになると、気分もウキウキ、テンションも上がってしまいます。 それに、唯一、子供同士で夜に出歩く事が許されるという事も、ウキウキ気分に繋がったのかもしれません。
もう、今は、私は地元から離れてしまっているので、この十数年みそぎ祭りには行っていませんが、自分の子供に、私の思い出と共に私が見ていたみそぎ祭りや夜店を見せてあげたいなと思いました。
岐阜市池ノ上のみそぎ祭りへの交通手段は?
岐阜バス「池ノ上」バス停から徒歩3分
JR岐阜駅バスターミナル
8番のりば、加納島線「旦ノ島」行き
9番のりば、西郷線「西郷」、政田忠節線「リバーサイドモールシンセイ」、モレラ忠節線「モレラ岐阜」行き
名鉄岐阜のりば
5番のりば、加納島線「旦ノ島」行き
6番のりば、西郷線「西郷」、政田忠節線「リバーサイドモールシンセイ」、モレラ忠節線「モレラ岐阜」行き
岐阜市池ノ上のみそぎ祭り
会場:岐阜市池ノ上町3-47
電話:みそぎ祭り奉賛会058-232-8770